カナダと豪州、北極圏レーダー開発で協力 安全保障の多角化へ

(VOVWORLD) - オーストラリア軍は現在、電磁波を屈折させることで数千キロ先まで監視可能な「オーバー・ザ・ホライズン・レーダー」を運用しており、これを北極圏レーダーに応用する計画です。
カナダと豪州、北極圏レーダー開発で協力 安全保障の多角化へ - ảnh 1カナダのマーク・カーニー首相が首都オタワで演説(写真:Getty Images/TTXVN)

カナダとオーストラリア両政府は、カナダ軍が北極圏で運用する新型広域レーダーの技術開発で協力する方針を発表しました。カナダのカーニー首相とオーストラリアのアルバニージー首相が19日(日本時間同)に電話会談を行い、合意しました。

カナダはアメリカのトランプ政権との間で関税問題などを巡る摩擦が激しくなっており、安全保障協力の多角化を進める狙いがあるとみられます。

オーストラリア軍は現在、電磁波を屈折させることで数千キロ先まで監視可能な「オーバー・ザ・ホライズン・レーダー」を運用しており、これを北極圏レーダーに応用する計画です。事業費は約60億カナダドル(約6300億円)と見込まれています。(時事通信)

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